尖閣諸島海域で、中国漁船がわが国の海上警備艇に体当たりし、日本の主権を侵害する暴挙に出た。ために、わが国は一時、船体と船長以下乗組員を逮捕,拘留することになった。日本国内法にもとづく当然の処置である。
ところが、国際法を無視してまで国境線を恣意的に拡大解釈し、自国の版図を広げようと目論んでいる中国政府は、同水域を中国領と強弁してやまない。あきれてばかりはいられないが、どうにも困った国が隣国となってしまったものだ。 政府中国のこうしたなりふり構わぬ覇権主義には、やがて、世界の厳しい制裁が下されることは必定であろう。
こうしたやり方は、かつてのわが国の帝国主義の末路を見るまでもなく、けっして中国国民の利益にはならないことに留意すべきであろう。政府の宣伝に唯々諾々と乗ってしまう国民の民度も問題だが、共産体制の政権維持のため、近隣諸国に迷惑をかけ、脅威をおよぼすというやり方が、果たして正しいのだろうか、中国のためになるのだろうか、いつまでも続けられるものだろうか。中国政府は真剣に未来の結末について熟慮し、自国の利益のあり方を再検討する必要がありそうだ。
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