鳩山前総理が問題発言を繰り返し、政界はじめ国民を困惑させている。すでに、総理時代の鳩山氏の発言について、虚言首相という不名誉な謗りを受ける虞がある、とブログに書いたことがあります。
政治家をやめると言ったかと思うと、恥ずかしげもなく、政治に微力を尽くしたい、などと翻す。
民主党のために一緒に辞めてください、と小沢氏に引導を渡したはずが、深い洞察・先見性があってか、小沢氏を一所懸命擁護する始末。
美しい島を基地にしてはならない、と沖縄島民を前に真剣な面持ちで語ったかと思うと、数日も立たないうちに、やはり、いろいろ考えるにつれて、米軍基地が沖縄にあることが、(外敵にたいする)抑止力になると分かった、と変わる。今更、いろいろ考えるにつれて、では本当は困るのです。
ところが最近では、その言葉も方便だった、と仰る始末。ここまでくれば、モウ、言う言葉がありません。
だから、今は鳩山氏を虚言というつもりはまったくありません。
発言論旨の敷衍性や脈絡性の判断能力に欠落があるのでは、と思うようになったからです。
与党、野党のみなさん、鳩山氏について、かれこれ言うのはもうやめましょう。もし、われわれの周囲にこうした人が居たら、だれも近づく人はいない筈です。信のおけない人は相手にできないからです。ところが事実は、首相まで勤めた政治家というのですから、こちらの方が、気が遠くなりそうです。
今はただ、何もせず、何も言わず、静かにしていてもらいたい、と願うばかりです。
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